【呪術廻戦】漫画 第3話！ 今からでも最新話に間に合う？いまさら人に聞けない「あらすじ」＆「ネタバレ」を解説！

この記事では、2018年に『週刊少年ジャンプ』14号から連載を開始した、
『呪術廻戦』の第3話「自分のために」について、あらすじやネタバレについて解説しています！

2020年からアニメも開始し、様々なグッズ展開もされて超人気作品となった『呪術廻戦』ですが、意外と「原作はまだ読んでいない」「アニメの続きを知りたいけどどんな話か分からない」という方が多い様子。

• 『呪術廻戦』って気になるけどどんな話か分からないから知りたい人
• 『呪術廻戦』のアニメから入って漫画が気になっている人
• ジャンプ本誌などで途中から読んだので『呪術廻戦』の第1話からちゃんと知りたい人

『呪術廻戦』とは？

『呪術廻戦』は、作者：芥見下下あくたみげげ先生により2018年から『週刊少年ジャンプ』で開始、
2021年9月時点で第159話まで連載、コミックス16巻まで発売されている少年漫画です。

アニメも1期第1クールが2020年10月・第2クールが2021年1月より放映されていて、
アニメ1期全24話で原作8巻63話までの内容が描かれています。

2021年12月24日には、『呪術廻戦』の前日譚ぜんじつたんにあたる『劇場版 呪術廻戦0』（原作：『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』）も決まっており、呪術廻戦ワールドはまだまだ広がりを見せてくれます！

『呪術廻戦』を最新刊まで無料で読む方法！オタクコレクション秘伝の裏技まとめ

『呪術廻戦』第3話「自分のために」のあらすじ

ここからは、漫画『呪術廻戦』第3話のあらすじをネタバレ含めて解説していきますね。

『呪術廻戦』第3話「自分のために」のネタバレ

『呪術廻戦』を最新刊まで無料で読む方法！オタクコレクション秘伝の裏技まとめ

※第3話も新連載ということもあって通常の18～19ページに比べて、増量の23ページ掲載でしたが、物語の展開上ネタバレは短めです。ゆっくりお付き合いください。

呪術高専について虎杖と宿儺

　――東京都立呪術高等専門学校とうきょうとりつじゅじゅつこうとうせんもんがっこう
　それは、日本に2校しかない呪術教育機関の1校だ。
　表向きには私立の宗教系学校とされている。
　多くの呪術師が卒業後もここを起点に活動しており、教育のみならず任務の斡旋・サポートも行っている。呪術界の要。呪術高専 東京校と呼ぶ者もいる。

「スゲー山ん中だな　ここ本当に東京？」
「東京も郊外はこんなもんよ？」
　呪術高専は、山の頂上とその山腹に社寺しゃじを思わせる建物が並んでいて、およそ「東京」というイメージからは遠い風景だった。
　そこに、虎杖いたどりと五条の姿があった。虎杖はリュックサックを背負っており、仙台から出てきた所だった。

「伏黒ふしぐろは？」
「術師の治療を受けて今はグッスリさ」
　同行していた伏黒について聞けば、負傷していた彼は治療を受けて寮で休んでいるらしい。
　「とりあえず悠仁はこれから学長と面談ね」と五条の案内を受けながら、寺の境内けいだいと言ってもよさそうな道を行く。そんな中、五条が言う。

「下手打つと入学拒否られるから気張きばってね」
「ええっ!? そしたら俺 即死刑!?」
　死刑の執行猶予とは何だったのか。焦る虎杖。そこに、声がかかる。

「なんだ 貴様が頭ではないのか
　力以外の序列はつまらんな」
　ーー宿儺すくなだ。その声は、虎杖の頬から。
　「ぐぱっ」という粘ついた音とともに唐突に虎杖の頬が裂け、そこに生えた口・・・・が話していたのだ。
　黙らせるように虎杖が自分の頬を叩く。

「悪わりぃ先生 たまに出てくんだ」
「愉快な体になったねぇ」
　愉快の一言で片づけられないとは思うのだが、五条の口調は軽い。

「貴様には借りがあるからな」
「あっ　また!!」
　ぐぱり。今度は手の甲に口が生えた。
　どうやら虎杖の体であればどこからでも文字通り「口を挟める」のだろう。
　五条に向けて宿儺が言う。

「小僧の体をモノにしたら真っ先に殺してやる」
「宿儺に狙われるなんて光栄だね」
　言うだけ言ってその後宿儺は出てこなかった。
　呪術について疎うとい虎杖の「やっぱコイツ有名なの？」と問いに、五条は宿儺について語る。

　ーー曰いわく、飛騨の伝承に残る「両面宿儺りょうめんすくな」は、腕が4本・顔が2つある仮想の鬼神だが、
　しかし、虎杖の体に宿っているのは、1000年ほど前に実在した人間なのだという。

「呪術全盛の時代　術師が総力をあげて彼に挑み敗れた　「宿儺すくな」の名を冠し
　死後呪物として時代を渡る死蝋しろうさえ僕らは消し去ることができなかった」
　死蝋とは、腐敗せずに死体が蝋化ろうかして残ったもの。ミイラに並んで「永久死体」と呼ばれる状態となったものだ。呪術師ではーー五条ですら、指として残る死蝋を壊すことができなかった。
　その様をさして、五条は言う。

「紛まがうことなき　呪いの王だ」

「先生とどっちが強い？」
「うーん そうだね　力を全て取り戻した宿儺なら ちょっとしんどいかな？」
「負けちゃう？」
　小学生のような問いかけだが、純粋な疑問だった。
　だが、自身を「最強だから」と嘯く五条はこともなげに言う。

「勝つさ」

学長・夜蛾による転入面談――「不合格だ」

　宿儺について話しているうちに、虎杖と五条の二人は辿り着いた。
　呪術高専の一角。お堂のような建物だ。

「遅いぞ悟　8分遅刻だ」
　奥から声がかかる。声は重く、低い。

「責めるほどでもない遅刻をする癖 直せと言ったハズだぞ」
　――呪術高専 学長・夜蛾正道やが まさみちだ。
　ちくちく、と。羊毛フェルトにニードルを指しながら待っていた。

　虎杖は思う――オッサンがカワイイを作っている!!
　他に思うところはないのだろうか。

「責めるほどじゃないなら責めないでくださいよ どーせ人形作ってんだからいいでしょ8分位」
「……その子が？」
　五条の遅刻はいつものことなのか。夜蛾は無視して虎杖に視線を向ける。

「虎杖悠仁です!!　好みのタイプはジェニファー・ローレンス　よろしくおなしゃす!!」
　即座に頭を下げる虎杖。礼儀正しい。自己紹介に好みのタイプを加える徹底ぶりだ。
　しかし――

「何しにきた」
　夜蛾の声は重い。

「……面談」
「呪術高専にだ」
「呪術を習いに……？」
「その先の話だ」
　虎杖の言葉に、夜蛾が問いを重ねる。

「呪いを学び 呪いを祓はらう術すべを身に付け その先に何を求める」
「何っていうか宿儺の指回収するんすよ 放ほっとくと危ないんで」
「何故？」
　夜蛾の問いは続く。そう、面談はもう始まっていたのだ。

「事件・事故・病気
　君の知らない人間が日々死んでいくのは当たり前のことだ
　それが呪いの被害となると看過かんかできないというわけか？」

　冷たいようだが、夜蛾の言葉は真理だ。毎日のように人は死んでいく。
　詰めるように言う夜蛾に、五条は壁にもたれ静観する。
　虎杖は答える。

「そういう遺言なんでね　細かいことはどうでもいいっす
　俺はとにかく人を助けたい」
「遺言……？」
　虎杖の答えに夜蛾が立ち上がる。

「つまり他人の指図で君は呪いに立ち向かうと？」

「不合格だ」
　ーーのそり。夜蛾に並ぶように人形が立ち上がる。

「人形じゃなかったのか!?」
「「呪骸じゅがい」 人形だよ 私の呪いが篭こもっているがね」
　ちなみに名前はキャシィだ。二頭身で犬鼻、河童のような外見だ。
　とても名前が似合っていない。
　しかし、そのキャシィが動き出し、腕を振りかぶる！

「げっ」
　虎杖は背負っていたリュックサックを盾にキャシィの拳を受け止める。
　その衝撃は、思っていた何倍も重い。
　――本当に人形かよ!!

「窮地にこそ人間の本音は出るものだ
　納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ」
　夜蛾は止めるつもりはない。
　だが、それは虎杖も同じだ。

「つーかそもそも他人じゃなくて　家族じいちゃんの遺言だっつーの!!」
　飛び出しきたキャシィに、カウンター気味に虎杖の右拳が突き刺さる。
　しかし――キャシィが跳ねる。
　虎杖に吹き飛ばされた勢いをそのままに、床・柱を跳躍し、さらなる加速を伴って、体当たり。虎杖の顔面を強打する。
　壁際まで飛ばされた虎杖に、夜蛾は言う。「家族も他人の内だろう」と。

「呪術師は常に死と隣り合わせ
　自分の死だけではない　呪いに殺された人を横目に 呪いの肉を裂さかねばならんこともある」「不快な仕事だ ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ」
「それを他人に言われたから？」

「笑わせるな」
　まだ死刑を先延ばすためと言われた方が納得がいく、と。夜蛾の言葉は厳しい。
　思わず食って掛かろうとする虎杖に、夜蛾はとどめを刺す。

「君は　自分が呪いに殺された時も　そうやって祖父のせいにするのか」
　――じいちゃんに言われたから。それは、言い訳だと、夜蛾が突いたのだ。

「……アンタ　嫌なこというなぁ」
「気づきを与えるのが教育だ」
「俺は 別に……」
　祖父の遺言を言い訳にするつもりはない。
　そう考え込む虎杖の頬をキャシィの拳が振り抜く。
　受け身を取って捌さばく虎杖に、夜蛾は語りかける。

「死に際の心の在あり様さまを想像するのは難しい
　だが　これだけは断言できる」

「呪術師に悔いのない死などない」

「今のままだと大好きな祖父を呪うことになるかもしれんぞ
　今一度問う　君は何しに呪術高専に来た」

　虎杖は思う。
　運動も喧嘩けんかも昔から人並み以上にできた
　でもそれを一度だって「俺にしかできない」って思ったことはない

　キャシィの拳が迫る。それを、あえてギリギリで躱かわし、肩と腕で固め――キャシィを拘束。
　虎杖がキャシィを羽交い締めにして止めた。
　その目は、腹が据わった男の目だった。

「「宿儺を喰う」それは俺にしかできないんだって」
　死刑から逃げられたとして。その使命からも逃げたら――ふとした時、「あぁ今 宿儺のせいで人が死んでるかも」と凹み、「俺には関係ねぇ」「俺のせいじゃねぇ」と言い聞かせるのか？
　そんなのはゴメンだね

「生き様で後悔はしたくない」
　それが、虎杖の答えだった。
　そして、夜蛾の聞きたい言葉だった。

「悟 寮を案内してやれ　それから諸々の警備セキュリティの説明もな」
「ん？」
　疑問符を浮かべる虎杖に、夜蛾は言う。

「合格だ　ようこそ呪術高専へ」
　差し出された手に笑顔を浮かべる虎杖。
　よろしくお願いします！そう言おうとして――キャシィの拳が虎杖をぶん殴る。

「あっスマン」
　術式解くの忘れてた。夜蛾が小さく謝るのだった。

面談終了ーー伏黒との再会、3人目の1年生

「とりあえずここは好きに使っていいよ」
「おー!! 広い広い!!」
　学生寮の一室。
　五条の案内で虎杖は自失となる部屋に案内を受けていた。

「2 3年は今出払ではらっているけど　ま　すぐ会えると思うよ」
　人数少ないし、と笑う五条。
　虎杖は目を輝かせ、あんまり聞いていない。
　上機嫌ですぐさま持ってきたグラビアアイドルのポスターをベッド脇の壁に貼り付け始めていた。キャシィに殴られたリュックに入っていたはずだが、どうやら無事だったようだ。
　そんな虎杖の背に、五条が声を掛ける。

「でも別に悠仁が戦う必要なくない？」
　宿儺の指は僕や伏黒が取ってくるから、君はここで待ってればいいじゃん、と。

「いい！ やるったらやる!!」
　蒸し返すな!!と突っぱねる虎杖。「グータラしてる俺にボロボロの伏黒が指届ける絵面はウケるけどな」という冗談には五条も「確かに」と笑う。

「まっ　君が戦わないなんてことはあり得ないんだけどね」
「あっ!!　試したな!!」
　たはーと悪気のない笑顔で笑う五条。
　五条は言う。宿儺の指はそれほど簡単に見つかるものではない、と。
　――気配が大きすぎるモノ、息をひそめているモノ、既に呪霊に取り込まれているモノ

「“探す”ということに関して これほど面倒なものもない」
　でも――今は君がいる。
　虎杖の中の宿儺が、力を取り戻すために指の在あり処かを教えてくれる、と五条は言う。
　虎杖は器であると同時に、探知機レーダーでもあるわけだ、と。

「現場にいないと始まらない」
「そんな新設かぁ？コイツ」
「そこはWIN-WINウィンウィンの関係が築けると思う」
　話しながら、部屋を出る五条。
　そこに、

「げ　隣かよ」
「おっ 伏黒！　今度こそ元気そうだな!!」
　廊下に顔を出すと、伏黒がいた。
　空室なんて他にいくらでもあったでしょ、と。
　面倒が増えたと言いたげな表情だ。

「だって賑やかな方がいいでしょ？」
「授業と任務で充分です」
　良かれと思ってー、ありがた迷惑ですーそんな応酬が聞こえた。
　しかしそこは伏黒と五条が生徒と教師である以上、勝ち目はない。

「まっ!! いいっしょ!! それより明日はお出かけだよ！」
　伏黒の文句を強制的に終わらせて、五条は言う。
　――3人目の一年生を迎えに行きます、と。

　――JR盛岡駅

「盛岡までで既に4時間……ようやくあのクソ田舎ともおさらばね」
　特急待ちの盛岡駅で彼女の独り言が響く。

「午後には東京かあ
　スカウトされたらどうしよう」
　最期の一年生、釘崎野薔薇くぎさき のばらはそんなことを考えていた。

---

『呪術廻戦』第3話「自分のために」の解説

用語解説①「ジェニファー・ローレンス」

用語解説②「呪骸」

用語解説③「術式」

その他の用語はもう少しお話が進んでから改めて解説しますね。

前後話の解説
第1話	第2話	第3話	第4話	第5話

『呪術廻戦』各話の解説リンク

 

『呪術廻戦』を最新刊まで無料で読む方法！オタクコレクション秘伝の裏技まとめ

 

始まり	1巻
	1話	2話	3話	4話	5話
呪胎戴天編	6話	7話
	2巻
	8話	9話
虎杖死亡後	10話	11話	12話	13話	14話
	15話	16話
	3巻
	17話	18話
幼魚と逆罰編	19話	20話	21話	22話	23話
	24話	25話
	4巻
	26話	27話	28話	29話	30話
	31話
交流会編	32話	33話	34話
	5巻
	34話	35話	36話	37話	38話
	39話	40話	41話	42話	43話
	6巻
	44話	45話	46話	47話	48話
	49話	50話	51話	52話
	7巻
	53話	54話
起首雷同編	55話	56話	57話	58話	59話
	60話	61話
	8巻
	62話	63話
懐玉編	64話	65話	66話	67話	68話
	69話	70話
	9巻
	71話	72話	73話	74話	75話
玉折編	76話	77話	78話	79話
宵祭り編	10巻
	80話	81話	82話
渋谷事変編	83話	84話	85話	86話	87話
	88話
	11巻
	89話	90話	91話	92話	93話
	94話	95話	96話	97話
	12巻
	98話	99話	100話	101話	102話
	103話	104話	105話	106話
	13巻
	107話	108話	109話	110話	111話
	112話	113話	114話	115話
	14巻
	116話	117話	118話	119話	120話
	121話	122話	123話	124話
	15巻
	125話	126話	127話	128話	129話
	130話	131話	132話	133話
	16巻
	134話	135話	136話	137話	138話
	139話	140話	141話	142話	143話
死滅回游編	17巻
	144話	145話	146話	147話	148話
	149話	150話	151話	152話
	18巻
	154話	156話	157話	158話	159話

関連商品